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新世紀のニューヨークアートを語る時、ここ数年来のチェルシー地区への画廊の大移動を一つの象徴的な出来事として挙げることが出来るだろう。長い間ニューヨークのアートシーンの中心だったソーホーはファッション街化、商業化し、旅行者とショッピング客で賑わう通俗的な街に生まれ変わった。僕が80年初頭にニューヨークに移り住んだ頃はまだ倉庫街の雰囲気を残していたが、その頃画廊だったスペースは今では見事なほど完璧にファッションメーカーに占領されている。
チェルシーの西の端に出来た新しい画廊街は倉庫やガレージの多い地区で、安い家賃とソーホー以上に 広いスペースは画廊主にとって魅力的に違いない。90年代後半にアメリカの好景気をバックに若いギャラリストがチェルシーに画廊を開きだし、今では大手のメアリー・ブーンやソナベント・ギャラリーも店開きしている。 ただ地下鉄の主要ラインから外れていて交通の便が悪いのが玉に傷だ。僕などイーストハーレムの住人には行きにくく、自ずと足が遠のいてしまう。
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